虚構に生きる私たち
人類は虚構の住人
我々人類は、虚構により地球を支配するに至りました。
7万年前から3万年前に認知革命が起こります。
そこで人類は、架空の物語を語る能力を得ます。
すなわち虚構。
誰もが経験したことのある架空の物語を想像する、神を信じる、天国地獄の有無。
仮にチンパンジーに「君にバナナを僕にわけてくれたら天国にいけて好きなだけバナナを食べれるよと」提案してもバナナを譲ってはくれないでしょう。
しかし、我々は天国の有無や架空の物語は想像できるし、信じることもできます。
虚構により宗教も通貨も国民国家も成り立ちます。
この虚構により今日の人類は、首尾よく協力をして地球を支配しています。
サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 [ ユヴァル・ノア・ハラリ ] 価格:2,090円 |
虚構の世界
今日の企業、国、通貨、宗教、ブランドは極端に言えば虚構です。
決して批判をしているわけではありません。
宗教もいわばフェイクニュースが何世紀にもわたって信じてかられたから宗教になっているのです。
通貨もあの紙切れ自体には何の価値もありません。
栄養もなければ、食べることもできません。
人類がリンゴ1個と交換するためにこれだけの価値がありますよと、紙の価値を信じているからこそ通貨が成り立っていて経済が動いています。
国も言ってしまえば実態も曖昧です。
我々が信じているから成り立っているのです。
不思議ですよね。
税金を払わなかったら怒られるし。
考えれば考えるほど、通貨と国の意義は何なのか?ともどかしくなります。
最後に
このように虚構を信じる能力によって人類は豊かな生活を手に入れたように思えます。
しかしその代償に人類は通貨の悪霊に取り憑かれてしまいました。
今日の通貨による力は非常に強力です。
誰もがお金があったらなと無意識に考えていると思います。
が、通貨なんて虚構のものだし通貨の紙切れ自体にはそんなに価値がないものだと割り切って考えることで資本が第一の現代をもう少し楽に生きれるのではないでしょうか?
通貨自体には価値がないので、通貨はどんどん使って自分の経験と知見のために使うべきだと思います。
虚構に生きていると理解した上でもう一度人生を再定義してみてはいかがですか?